9/3/水 – ティーンがセックスに関して知りたいすべて

ティーンがセックスに関して知りたいすべて

 しかし、保健の時間に必要で、安全なセックスの授業が教えてもらえるとはかぎらないので、何人かのシカゴのティーンが新しいステージ・ショーを開き、自分自身の手にゆだねた。
 シカゴの保守的な牧師の娘として育った、プーキー(市の北地域の高校生、16歳のレズビアン)は「家では全ては神に関することで、セックスに関してほとんど学ばなかった」と言う。プーキーは「もし家族にカムアウトしたなら、私のおとうさんは爆発して、私からレズビアンの精神をとりあげようとするでしょう」と言う。
プーキーは、「学校は啓発的ではない。性教育は異性愛者のセックスか性感染症で、精子と卵子がくっついて子どもができる、あるいは、子どもを作らないようにコンドームを使うこと…に限られている」と矢つぎばやに言う。通常、LGBTの生徒が一つだけ納得することは、頭文字(多分LGBT)の5分間の説明だ。異性愛者の級友がLGBTの存在を学ぶからである。
 結婚まで禁欲するようにとか、HIVを含む性感染症とか、安全な異性愛者のセックスとかを教えられるかどうかに関わらず、多くの同性愛の生徒は彼らの健康の必要に関する基本の事実を高校で教わっていない。プーキーのようにそれを要求するとしても、教師の答えは、「カリキュラムにはそのような内容がない」とだけ。「それでは話にならない」と、プーキーは言う。
 しかし、それは彼女があきらめたということではない。彼女は同性愛のティーンの実話を上演することによって、不可視や無視を訴えるシカゴのAbout Face ユース劇団のFast Forwardというショーの上演に参加した。舞台は教室のようにセットされていて、ショーは19人のティーンによるもので、彼らの友人と彼ら自身の経験に基づくスクリプトになっている。
 ポーラ・ギロビッチ(About Faceの教育プログラムディレクターであり、Fast Forwardのディレクターでありライターでもある)は「話はしばしばHIVに関わります。というのは、疾病対策センターによると、米国の新しい感染のおよそ半分が25歳以下で起こるからです」と言う。話の一つは、セックスを経験したことのない若者が大都市に来てダンサーになり、新しいボーイフレンドがHIV陽性であることがわかるというもの。別な話は、HIV陽性に感染して生まれた女の子が高校で同級生からスティグマを受ける話。また他の話は、ストレート(異性愛者)であるガールフレンドがHIV陽性である男性と関係する、レズビアンの話。
 「現在の性教育が効果をあげていないだけではなく、’結婚までセックスしない’という教育は明らかに同性愛嫌悪です。これらの子どもたちを危険にさらすからです。」と、この上演に2年間関わっているギロビッチは言う。役者とライター(二役をこなす者もいる)は人づてによって、前のAbout Faceの活動のときに募集された。 劇場グループ(大人を対象にしたAbout Face Theatre)は、町のコーヒー店、ギャラリー、およびコミュニティーセンターなどいたる所で性のアイデンティティ、性的指向に関してショーを行った。 ショーが行われると、ティーンはセックスに関連した健康問題をお互いに話し合った。そして、それらの(しばしば逐語的な)会話がスクリプトになった。
 その過程の一部として、劇の関係者はブロードウェイのユース・センターから同性愛者を含む包括的な性教育を受けた。 また、彼らは、年長の同性愛の人々との交遊会に出席した。それは多くの学生にとって特に強い経験であったらしい。 「私は、Rentを見たことがありますが、本当に話を聞くまで『50人の友人をエイズのために失った人々』を繋いで考えることはできませんでした」と、16歳のスコット・ジャブレック(ショーでは同性愛者であるためにいじめられる学生を演じる)は言う。
 Fast Forwardはホールステッド・センター、8月2日にシカゴの同性愛者センターで3週間の公演を終えた。しかし、M.A.C.エイズ基金から交付金をもらったので、About Faceは今秋に地域の学校で教師が使えるように、Beyond Media Educationの助けを借りて、現在ワークショップバージョンで、完全なカリキュラムと教育的なビデオを作っている。定期興業のショーを見た米国教育協会の教師のグループは、ショーのメッセージに同感できると思えた。その後、一人の高校の保健科教師は、現在「この子どもたちに真実を言う」必要性を理解していると言ったそうである。
 出演者や関係者は、数カ月の間にFast Forwardを見た高校生からのいい反応が来ると予想している。 「彼らはそれがとても好きでしょう。これは私たちが性教育から知りたいことだから。」と、プーキー(出演者の一人)は言う。彼女は 特定のキャラクターは演じないが、終わりの方で、彼女の世代がHIVとの最後の闘いになるという望みについて明確な話を提供する。「私たちはゲイ・コミュニティに関する人々の考えを変えるつもりです。」と、彼女は言う。 「私の父のような人々は、多分、同性愛について聞き始めるか、またはDVDを見て私たちが一般的な人であるとわかり始めるでしょう。」
(9/9/08 issue, Advocate)