*私が見た映画の中から「高校生以上なら誰が見てもいいのではないか」と思うものを紹介しています。
*参考 <http://www.imdb.com>
*私のエッセイとレポートの紹介。
*最近のLGBTと「性教育」に関してのアメリカと世界のニュース。
*2006年シアトル・レズビアン&ゲイ映画祭(英語のサイト)→ 私個人の選択により映画のあらすじを日本語訳
*関西クイア映画祭のサイト、日本語字幕付きの映画の貸し出しも行っています。
Outcasts (アウトキャスト:中国、
1986年) |
I 'll Love
You Forever ...Tonight (今晩永遠に貴方を愛す…:アメリカ、 1992年) この映画は珍しく白黒でした。それはリアリティ(現実)を表すのに役に立っているかもしれません。 イーサン(27歳)はLAに住んでいる写真家。「愛とかコミットメントは必要ない、一晩誰かを見つければよい…という生活をしています。(カバーによるコメント)」でも、画面を見ていると本当はそうでない感じがします。そういうものを望んでいるのだけど、あきらめているというか、どうしたらいいのか分からないというか…。それはお父さんとの電話での会話にも現れています。イーサンのベスト・フレンドであるデニスは大学の友だちの集まりだとしてパーム・スプリングにイーサンを誘いますが、スティーブという「うり専」らしい彼の相手の男性も連れていきます。大学時代の友人が持っているパーム・スプリングのプール付きの家で三人は他の二人と落ちあい、デニスはその一人にイーサンをくっつけようとします。その週末のできごとがこの映画のストーリーです。実のところはイーサンはデニスに魅かれており、しかし、デニスはイーサンの気持ちには気付くこともなく、彼を利用するのです。そしてイーサンはグッド・ハートを持っています。つまり良心的な人です。そういう彼が幸せになれないという現実。カバーによるとこれは「ゲイの砂をかむ、ざらざらした人生の一面だ」そうです。 [2007年11月22日] 春、トランスジェンダーに関するドキュメンタリー映画を翻訳して以来、LGBTの映画をしばらく見ていませんでした。久しぶりです。 |
Echte Kerle (Regular
Guys, レギュラー・ガイ:ドイツ、 1996年) |
No se lo
digas a nadie (Don't Tell Anyone、誰にも言わないで:ペルー、1998年) ヨアヒムはリマに住む上流階級の子ども(一人っ子)ですが、自分のセクシュアリティに関するできごとに随時対処しなくてはなりませんでした。中学生のころ、野外キャンプで寝られなく、隣の男の子の裸の体に触ります。すると、その男の子が目を覚まし、彼をどなりつけます。ヨアヒムは「誰にも言わないで」と頼むのでした。(これがタイトルになっています。)このように彼は小さいころから自分が男の子に魅かれるのを感じてきましたが、誰にも言えません。ティーンになると、父親はヨアヒムを「男らしく」育てたく、ボクシングをさせたり、狩りに連れて行ったりしたがります。高校までは勉強もできましたが、大学生になると、ますます自分のセクシュアリティと現実の狭間でマリファナ(その後コカイン)に溺れるようになります。女の子とも付き合いますが、セックスがうまくいきません。ヨアヒムは隠したいわけではないのですが、ゲイの存在が全く不可視なのです。そんな中で、何人かの友だち(?)と出かけた夜、たむろしているトランスジェンダーの一人を、その一人の友人がたたきのめします。 |
The Broken Hearts Club: A Romantic Comedy (失恋クラブ:ロマンチック・コメディ、アメリカ、2000年)
ゲイの男性でつくられた、ソフトボール・チームの生活と友情の物語。西ハリウッドのオアシスのような家に、有望な写真家デニスが住んでいます。
彼は28回目の誕生日のケーキを準備したとき、「友だちが今までに私の人生で最良のものか、最悪のものか判断できない」と悲しみます。そこで「まだ遅くないよ」とケビンがローソクに火をつけてくれます。ケビンは新しいメンバーで、自分のセクシュアリティに困惑している状態です。 |
Love Story: Berlin
1942 (1942年のベルリンでのラブ・ストーリー
:イギリス、1997年) ーードキュメンタリー |
HINEINI
(Hebrew for "Here
I Am"): COMING OUT IN A JEWISH HIGH SCHOOL |
Brokeback Mountain(ブロークバック・マウンテン:アメリカ、2005年) 1963年の夏、エニス・デルマーとジャック・ツイストは、ワイオミングで羊飼いの仕事を見つけ、出会います。そこで二人は毎日羊の世話に追われるうちに、恋におちいります。しかし二人はその仕事が終わるとそれぞれの生活に帰り、それぞれ結婚して子どもももうけます。しかし、その後二人ははがきを出しあい、一年に一度ぐらい「釣り旅行」と称してブロークバック・マウンテンで逢引をします。 この映画でエニス役を演じたヒース・レジャー(28歳、オーストラリア出身)が08年1月22日NYCのアパートの部屋で亡くなっているのがわかりました。原因はまだ公式に発表されていませんが、睡眠薬(か精神安定剤)の誤用とみられています。(ニュース:Advocate New
York Times Advocate )彼はこの映画で妻役を演じたミッシェルと婚約していましたが、娘(現在2歳)をもうけたあと、去年婚約を解消しています。彼はハリウッドに住まず、NYCに住み普通の生活をしようとしたことで、いろいろなタイプの役を演じた「性格俳優」として人気がありました。NYCのアパートの玄関にはファンから多くの花が捧げられています。アドボケイト誌に06年1月のインタビュー(英語)や監督とプロデューサーのコメントが載っています。 |
Transamerica (
トランスアメリカ:アメリカ、2005年) ブリーはMtF(男性から女性)のトランスジェンダー。SRS(手術)が受けられるように二つの仕事をこなし、節約して暮しています。しかしある日、彼女はある電話を受け驚きます。それはトビー、何年も前に彼女が男性であった時にもうけた、息子からでした。トビーはニューヨークの拘置所から電話してきたのです。ブリーは、そこから少年を受け出すためにロサンゼルスからニューヨークに飛びます。 初め彼女はそうすることが、気が重かったのですが、彼女のセラピストは、彼女に真正面から取り組むように彼女を説得します。トビーは何の説明もないまま彼女に引き渡されたので、ブリーはクリスチャンの宣教師であると信じています。ブリーは誤解を解決する理由が見つからなかったので、そのままにし、車を買って二人で旅をすることにします。まずトビーの里親(男性)をたずねますが、そこでわかったことは、彼が性的虐待者であることでした。そこを去って、ドライブを続けるうちに、拾って乗せた若い男性に車を盗まれます。困った二人はある酒場に入ります。そこで・・・・。その後今度は長く会っていないブリーの両親をたずねます。そこでまた、ハップニング。ブリーが元父親であることを知ったトビー は、彼女から逃れて、ロサンゼルスまでヒッチハイクしようとします。彼を追いかけたブリーは一緒に西海岸に行くように彼を説得し、彼は受け入れます。ロサンゼルスに戻ったブリーはまた一生懸命働きます。そんな彼女のところに、トビーがたずねてきて、近況を報告します。 女優のフェリシティ・ホフマンがブリーを演じてゴールデン・グローブ女優賞を得ました。 [2006年10月15日] |
素顔の私をみつめて・・・
( Saving Face :アメリカ、2004年) |
ベア・パパ (Bear
Cub :スペイン、2004年) |
ワイルド・サマー(Slutty Summer:アメリカ、2004年) |
タッチ・オブ・ピンク(Touch of Pink :カナダ&イギリス、2004) |
ユー・アイ・ラブ(You I Love: ロシア、2003年) |
ラターデイズ (Latter Days:アメリカ、2003年) |
アリサン!(Arisan!:
インドネシア、2003年) |
愉快なフェリックス(The
Adventures of Felix: フランス、2000年) |
High
Art (ハイ・アーツ:カナダ&アメリカ、1998年) これは法律で禁止されているドラッグをやる場面が多くあるので、「親の判断」が必要ということで、すんなりテレビセットで見るわけにはいかず(コードをセットするのが面倒で)、ラップトップで見ました。(便利な時代です!!) 『フレーム』という小さい雑誌の編集者インターンをしているシドは、ボーイフレンドのジェームズとアパートに住んでいます。ある日、上の階から水が漏れてきて、彼女はその部屋をノックします。そこは彼女にとって「異様な雰囲気」でしたが、彼女は水漏れの応急手当をします。しかしそこで彼女は飾ってある写真に目を引かれ、部屋の主ルーシーの写真を褒めます。ルーシーの写真の対象は彼女の友人、家族、生活でした。仕事先でシドは見た写真を熱心に推薦します。上役は、写真集を持ってくるように言います。そしてシドは、再度ルーシーの部屋を訪ね、彼女に新しい写真集を出すことをすすめます。ルーシーはシドに古い写真集を渡します。(ルーシーは10年前名前の売れた写真家でした。)ルーシーはドイツから連れてきたガールフレンドのグレタと住んでいますが、そこに他の仲間がよくやってきてドラッグとアルコールに溺れています。シドに会ってルーシーはそこから抜け出したい気持ちを示します。シドはルーシーに魅かれ、ルーシーはシドの写真を撮ります。(ジェームズはそんな彼女から離れていきます。)写真は上役にも気に入られ、成功しますが・・・・。 シド役のRadha Mitchellは正面から見るとそんなに美人とは思いませんが、上記のタイトルの写真のように、映す位置によってとてもきれいに撮られています。写真やシーンを注意深く見るのもこの映画の楽しみ。 ルーシーはナン・ゴールディンNan Goldinという実在の写真家をモデルにしているそうです。 [2006年08月19日、27日訂正] |
Giorni ("Days," 日々:イタリア、2001年) どういう生き方を選ぶのか・・・という問題提起の映画。この映画を見て、いろいろな選択の決定にはその個人が経験してきた人間関係(特に家族との関係)が大きく影響していると感じました。 クローディオは35歳の銀行のマネージャー。10年間HIV陽性で、彼の日常は、薬を飲むこと、月々の病院検診、銀行での仕事、恋人ダリオとの長年の関係、を判で押したようにきちんとしていました。きちんとしている彼は母親の信望も厚く、「バッド・ガール」で母親とうまくやっていけない姉(妹?)とも批判的でなくうまく付きあっています。薬を飲むシーンが多く、それは彼の几帳面さをよく表しています。(几帳面という言い方は肯定的、悪く言えば、無感情で鷹揚性がない。)しかし彼はそういった日常に何か満足のいかないものを感じていました。そんなとき、レストランのウエイターをしている、ハンサムでスイートなアンドレアに会います。アンドレアは一緒に住みたいという希望を持っていても、クローディオに愛以外何も求めません。クローディオがHIV陽性を告白したにもかかわらず、安全なセックスには関心がありません。そして、クローディオもそれに引きずられていきます。それが「きちんと薬を飲まないシーン」「きちんと医者に行かないシーン」「きちんと銀行で仕事しないシーン」になって現われてきます。しかし、最後はクローディオはアンドレアの気持ちに応えることもなく一人になるシーンで終わるので、HIV陽性を移されたかもしれないアンドレアの立場になって見ると、とても「空しさ」を感じました。クローディオは恋人ダリオを裏切り、所詮自分しか愛せない人なのかもしれません。L'Homme Que J'Aimeという以下の暖かいフランス映画とは対照的です。 [2006年08月18日] |
L'Homme
Que J'Aime ("The
Man I love," 僕の愛する彼:フランスTV映画、1997年) [2006年08月16日] |
Sugar
(シュガー: アメリカ、2004年) |
Amour
de Femme (アムール・デ・フェム:フランス、2001年) マリーは自分でもそう言いますが、強くて自分をしっかり生きている、すてきな人でした。 中山可穂さんの小説を読んだみたいな気分になった一編。 |
藍色大門 Blue Gate Crossing(ブルー・ゲイト・クロシング:台湾、2002年) 二人の女子高生、Meng
KerouとLin Yuezhenが体育の授業の合間に休みながら「どんな男の子がいいか」などと話し合っています。その後日Lin Yuezhenは自分が好きなのはZhang
ShihaoだとMeng Kerouに告白します。彼女は彼の持ち物ーーバスケット・ボール、シューズ、ウオーター・ボトルを盗み?集めるほど彼にあこがれています。Meng
Kerouはそんな彼女を見守り助けます。 |
17歳的天空: Formula 17 (フォーミュラー17: 台湾、2004年 ) これはゲイの男の子の初恋が実る話です。登場人物はほとんどゲイなのですが、純真で、友情も描いたコミカルな映画で、おすすめです。最近(2006年春?)「僕の恋、彼の秘密」という題で日本でも公開されたようです。 ーーーあらすじの続きーーー |
Beautiful Thing (美しいこと: イギリス、1996年) |
Kinsey (キンジー: アメリカ、2004年) |
The
Truth About Jane (ジェーンの真実: 2000年、アメリカTVドラマ) Posted by Keiko Ofuji (1-25-'05) |
Scout's
Honor (スカウトの名誉: 2001年、アメリカ、ドキュメンタリー) 監督:Thomas Shepard(トーマス・シェパード) 受賞:2001年サンダンス映画祭 ベスト・ドキュメンタリー&表現の自由賞 このドキュメンタリーは12歳(から高校生ぐらいまで)のスカウト・メンバーのスティーブン・コーザと70歳のスカウト・マスターのデイビッド・ライス (どちらもゲイではない)がスカウトの反ゲイ政策打倒のために「Scouting for All(スカウトをすべての人々に)」という運動を起こした動機、その活動、いろいろな人々のインタビューを主に記録したものです。 コーザとライスは、ボーイスカウト74分隊が存在するカリフォルニア州のペタルマという小さい町に住んでいます。そこは創設者の日パレード、教会のキャ ンプ、家族でいっぱいの夏、献身的なスカウトといった「小さい町の伝統」に固執する地域柄です。 70代のライスはスカウトのメンバーとして、またリーダーとして多くの心温まる思い出をもっています。しかし、スカウトがゲイを締め出すなどそのゴール と矛盾したことを宣言したとき、彼は自身の良心と闘い始めます。彼の道徳的な不安は、12歳のコーザの「Scouting for All」という運動に参加することで、活動に変わります。 このドキュメンタリーはスティーブン・コーザについての感動するストーリーで注目に値し、また題が示す通りスカウトの名誉とは何かも問われています。 教会のキャンプでのコーザの尊敬するカウンセラーがゲイのため解雇されたことは、人間性の次元の問題で、コーザの心底からの正義感を侵すものでした。『皮肉なことに、彼が学んだスカウトでの教義は、すべての人々の権利を掲示し、偏見を持たず、人間関係において正直でオープンであるようにという彼が感動するものでした。若い人たちがアメリカの構造に不満を持っている時代に、これはすばらしい理想をかかげ、動議の範囲を活動に結びつけ進展させたた、次代をになう若者の一つの例で、それはボーイスカウトからきたものとも言えます。』(監督のシェパードのコメント) コーザの家族はアシスタント・スカウト・マスターをしている(2年で解雇されるが)父と、母、妹で、両親はみんなにフェアにと子どもに教えて育て、家族はみんな彼を支援します。スティーブンは1998年7年生(中一)で署名運動をしたのをはじめ、サンフランシスコのゲイ・フリーダム・デイでは「Scouting for All」というプラカードを持って行進します。(ライスもそこに参加しています。)またペタルマの街でのマーチでもこのプラカードを持って歩きます。そ の後ニューヨーク市でも街頭に立ち、署名運動をします。 彼はラジオのトークショーで「4〜6年生のとき、どうしてゲイがリーダーになれないのか想像できなかった。ショックだった。それで闘うことにした。」と言っていますし、「ゲイであることはノーマルだ。ノーマルでないのはゲイに対する差別だ」「追放をおそれてゲイは沈黙を守っている。それはまちがっている」とも言っています。 家にも脅かしの電話がかかってきて、警察は彼と家族に忠告をしますが、彼は活動をやめることはありませんでした。彼を支持し協力してくれる友人もいました。彼は2001年ゲイの権利集会(Gay Rights Rally)でも短い演説をしています。彼はイーグル・スカウトをもらった時、両親などが用意したと思われる非伝統的な式で、友人や知り合いが彼におくる賛辞と感謝のコメントにほろりとします。 その後、彼は妹の協力も得て、自分の高校にGSA(gay straight alliance)を設置しました。彼の正義感、勇気、活動、行動は本当に心温まり、感動するもので、ゲイ、ストレートを問わず若い人たちのロールモデル(手本)になると思います。そして、大人にももちろん自分の姿勢を問うてほしいと言えます。 ほかにこのドキュメンタリーには、ティム・カラン、ジェームズ・デイルというスカウトを追われて訴訟を起こした二人のゲイのインタビューもあります。カランはスカウトのゲイに対する政策に反対して訴え、1981年に敗訴しました。(カランは03年にベイツ大学に来ましたが、映画を見た後の質疑応答だけだったし、残念ながら「訴訟のこと」と言う以外に細かいことは何を話したか覚えていません。ビデオの感じそのままでした。) また、デイルは1991年8月ニュージャージー州の最高裁では勝訴し たにもかかわらず、その後2000年6月合衆国最高裁の判決で5対4で敗訴しました。(注:合衆国最高裁の判事は空きができたとき、その時の大統領に任命されるので、誰が大統領になるかで大きな波紋を呼ぶ。今は特にブッシュ大統領が「異性間の結婚」を合衆国憲法に盛り込もうとしているため、ゲイにとっては注目される点。任官期間の制限はない。) ボーイスカウトがカムアウトしているゲイのメンバーを締め出す権利があるというアメリカ合衆国最高裁の判決は、多くの人に支持されていますが、一方では、人々は、スカウトの伝統に長くかかわってきたり、尊敬を受けている人たちが締め出されるのを嘆いています。 ちなみに、70代のデイビッド・ライスはテキサスのスカウトの本隊から解雇の手紙を受け取ります。理由はもちろん「Scouting for All」の運動のためです。彼は「その時初めて、本当にティムの気持ちが理解できた」と言っています。カランは「自分が敗訴した影響だろう。この影響はスティーブンにも影響するだろう。」とコメントしています。これは、デイルのニュージャージーでの勝訴の前で、デイルの勝訴の後、カランは「デイルは自分のヒーローだ。」とコメントしています。 最後に「Scouting for All」の運動のため、デイビッド・ライスも、スティーブン・コーザも彼の家族も「つけを払わなくてはならなかった」と言えますが、それでも彼らは自分が正しいと信じる生き方を貫いていく勇気を示しています。あなたはそういう勇気が出せるでしょうか。この映画を見てそういう勇気をもらってください。 =================== *参考:http://www.newday.com/reviews/ScoutsHonorREV.html *このドキュメンタリーのビデオが買えるところ。 Scout's Honor 1679 Church Street San Francisco, CA 94131 U.S.A. <www.scouts-honor.com> Posted by Keiko Ofuji (1-25-'05) |