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Gender

女性セレブレーション
ベイツでは色々な催しや講演、演奏会などが頻繁に行われる。小さい講演や演奏会は毎週あると言っても言い過ぎではない。そういう催しのひとつとして、3月に「女性セレブレーション」が行なわれた。ベイツ大学での二週間の祝賀は八日に始まり、学生の企画によって、多様なイヴェント、講演や演奏会などが行なわれた。メーナ・アレクサンダーというニューヨーク大学でイギリス文学の教授をしているインド系の詩人が、自分の女性としての人生について講演をし、スタートした。
世界の国々から移り住む一握りの人間のこの一人が、まだ幼い6歳の少女の時、家族に伴われてインドの南部からアフリカのスーダンへ移民したのに始まり、絶えず外国人としての人生が続いた。アレクサンダー教授は、その時から女性であることに伴う差別 や侮辱の上に、外国人という不利な立場に陥ってしまったと言った。16歳の時、高校で優秀な学生と見なされ、大学に入った。大学院はイギリスに決めたため、20歳以下の時、一人ではるかなイギリスへ移り住んだ。そこで、イギリス文学を専攻し、稀にみる人物ならではのように、22歳の時、博士号を取って卒業したそうである。
この二つの国での生活によって、アレクサンダー教授は自分の身体のみではなく、むしろ自分のインド系の人としての観念が他の民族のと異なることがわかったし、スーダン人やイギリス人などの彼女への態度が、それぞれインド人に対しての偏見を反映していることもわかったそうである。ユダヤ人と結婚し、アメリカに移り、またこのような現象を味わったそうである。アメリカでの生活を顧みると、特にいやになったのは、普通 のアメリカ人が民族差別と言うと、白人と黒人の対立しか考えられないということだと説明していた。そして、自己形成には、アメリカの社会はあまりよくない環境だと指摘してした。
しかし、講演の終わりごろ、自分の混血の子供についての話をした。ある日、ニューヨークで近所の黒人のお爺さんが、彼女の4歳の息子に質問をした。「あなたは白人ですか」と聞かれた時、息子は「いいえ」と毅然と答えた。「あなたはインド人ですか」と聞かれると「いいえ」とちょっとイライラしながら答えた。「じゃあ、あなたは何人ですか」と聞かれると、息子は「スター・ウォーズのジェダイ・ファイターだよ」と誇るように叫んだという。
要するに、皮膚の色は考えないで、魂だけを考えて答えたこの子の言葉は、民族の対立のささいさを語っている。アレクサンダー教授が解説したように、民族の多様な文化や体などの特徴は、世界のさまざまな社会に色を塗り、人生を面 白くさせる役目を果たしているのではないかと思われるが、より重要な特徴は、人々の多様な性格だと肝に命じなければならないことである。これと同じく、全ての女性は、文化や体などの面 で違っているかもしれないが、中身はそんなに変わらないということを認識できるようになって初めて、女性差別 の解消への道を迎える。そのことを伝えた上で、アレクサンダー教授は「国際女性セレブレーション」の開会を告げた。
ジェニファー・モラディアン(93年卒業)


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